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「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」

展覧会名:「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」
会期:2018 年 7 月 20 日(金)ー7月 29 日(日)
  AM 11:00〜PM 6:00 休廊日:月曜日
会場:ギャラリーアトス(沖縄)
https://www.galleryatos.com/
入場料:無料
協賛:ターナー色彩株式会社

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(画像1)(参考作品)
何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座

 この度、ギャラリーアトスでは埼玉県在住のアーティスト、平川恒太の個展「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」を開催いたします。
平川は、今年10月に森美術館で開催される「15周年記念展カタストロフと美術のちから展」に選ばれるなど、活躍する若手アーティストの1人です。平川は、これまで沖縄の民俗学や歴史に興味を持ち何度も沖縄を訪れてリサーチをしてきました。昨年の沖縄在住のアーティスト長田哲との2人展をきっかけに本展の開催に至りました。

 平川は、「(記憶の)ケイショウ」をテーマにしており本展では、忘却されていく歴史や遺産などをモチーフに展覧会を構成いたします。本展と同タイトルがつけられた作品『何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座』(画像1)では、当時、日本が参戦した戦役・事変に関わった人物に日本国から贈られた従軍勲章を星座の形に吊り下げて制作されたモビールと、従軍勲章のオークション結果などを展示いたします。
『当時、従軍勲章を貰った方々の中には命を失った方や命を奪った方などがいらっしゃいます。戦後73年を迎える今年。インターネット上のオークションでは様々な理由はあると思いますが1円や300円という値段でそれらの勲章が取引されていることを知りました。僕が手に入れた勲章の中には遺族によって大切に撫でられていたのか彫り物が滑らかに減っているものなどもありました。しかしそれも500円で手に入れました。ある骨董屋さんではジャンク品の中から見つけました。誰かの人生と引き換えに送られたそれは戦後73年ですっかり物へと変化していました。僕はそれらが放つ残りわずかな光を繋ぎ彼等を彼等が生きた時代を描く星座を作ろうと考えました。』と平川は語ります。
 また本展では、昨年1年半をかけて完成した108個の電波時計の上に福島第一原子力発電所事故の作業員の肖像を黒い絵の具のみを用いて描いた『Black color timer』(画像2)や昨年から制作している『森の茶会』シリーズ(画像3)、2014年に発表した『Archive and Memory』(画像4)の新作を発表します。過去の出来事、現在進行中の問題、理想の世界を描いたそれぞれのシリーズは、過去の光で現在を照らすことで未来を想像しようとする試みのようです。
是非、この機会にご高覧いただければ幸いです。


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(画像2)
Black color timer/ 2016-2017 /Acrylic ,Glass primer and oil on Radio clock/ diameter 30cm ×108

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(画像3)
森の茶会−夜咄/ 2017 /Acrylic and oil on canvas / 41×31.8(cm)

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(画像4)(参考作品)
Archive and Memory – Great Tokyo Air Raid/ 2014 /Acrylic and oil on a clock/ 75×40 (cm)




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2018-06-12 : info : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

hirakawa kota

Author:hirakawa kota
平川恒太 HIRAKAWA kota
生誕31周年目のアーティスト。東京芸術大学修士課程修了。主な展示、2018「森美術館15周年記念展カタストロフと美術のちから展」、2018 個展「悪のボルテージが上昇するか21世紀」,福 沢 一 郎 記 念 館、2018「1940ʼs フジタ・トリビュート」,東京藝術大学 陳列館、2016「 Identity XII – Memorandum on Sublime 」,nca,東京、「VOCA展2014」上野の森美術館,東京、「アートアワードトーキョー丸の内2013」 行幸地下ギャラリー,東京、2010年「The Neverending Story -Hirakawa Kota Solo Exhibition 」原爆の図 丸木美術館,埼玉
http://hirakawa-studio.sub.jp/

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