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Staatsgalerie(州立絵画館)

実は今ドイツにいる。昨日はStaatsgalerie(州立絵画館)へ行ってきた。ヨーロッパの1300年頃からの絵画が並びヨーロッパの絵画史の層の厚さに改めて驚かされた。日本は洋画を取り入れて200年たたない程度。油絵やヨーロッパ型の絵画の歴史にきちんと入って行く困難さを感じた。
しかしそれを身を通して実感できただけでも良い経験だった。古典から現代までの国の絵画がこれだけの数並ぶ美術館って初めて来た。
日本だと近美にあたるのかも知れないが、やはり全然違う。日本も自国の絵画の殿堂みたいな美術館あれば良いのに。
本当にここは絵画の殿堂という言葉がぴったりの美術館だった。
コレクションとしては、フリードリッヒ、ボイス、ジャコメッティ、リヒター、ポルケ、キーファー、などなど古典から現代に至るまでの名作が多くコレクションされていた。
中でも一番の収穫だったのは、ピカソの作品が初期から晩年までまとめて見れた事!!
ピカソといえば日本では一般的に『天才ってよく解らなわよね。でも何かすごいわ』的な作家だと思うが、実際アート関係者でも美術史的功績でなくピカソの本質的な良さを実感してる人はどれくらいいるのであろうか?
初期の激ウマの具象などは誰が見てもスゴいが、後期の作品などは歴史的価値以上に絵画としての良さに今までちゃんと気付けてなかったと反省した。
しかし同時に、それは日本でピカソを見てると仕方なくも思えた。
ピカソの作品は日本の美術館にもたいてい所蔵されているが、キュビズムになってからの作品が数点や青の時代が一枚などまとまってみれる機会があまりない。それに意外とピカソの本質的良さが出てる作品(わかりやすクオリティーはあるが質の良い作品)も実は少ない気がする。
事実僕も、高校までネームバリューの作家と思っていた。
しかし、今回初期から晩年までの仕事(絵画、立体)をみてこの人の本質的な上手さに気がついた。この人の上手さは意外とラフなタッチにこそ出る。何気なくひかれる線の一つ一つが明確な効果を持っており、無駄が無い。また選ばれる線の美しいこと!!素晴らしい。また絵具の扱いの上手さは歴史上のあらゆる作家のなかでも上位だろう。あと一番驚くのは絵画全体の緊張感!!これって意外と難しい。たいていの画家はむしろ不協和音を多少楽しむように画面の弱いところを他の仕事でカバーし絵画をまとめあげるが、ピカソの作品にはそのすきが無い。。。この作家の偉大さに気がつけた事は今回の一番の収穫に違いない。
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テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2013-12-16 : : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

hirakawa kota

Author:hirakawa kota
平川恒太 HIRAKAWA kota
生誕31周年目のアーティスト。東京芸術大学修士課程修了。主な展示、2018「森美術館15周年記念展カタストロフと美術のちから展」、2018 個展「悪のボルテージが上昇するか21世紀」,福 沢 一 郎 記 念 館、2018「1940ʼs フジタ・トリビュート」,東京藝術大学 陳列館、2016「 Identity XII – Memorandum on Sublime 」,nca,東京、「VOCA展2014」上野の森美術館,東京、「アートアワードトーキョー丸の内2013」 行幸地下ギャラリー,東京、2010年「The Neverending Story -Hirakawa Kota Solo Exhibition 」原爆の図 丸木美術館,埼玉
http://hirakawa-studio.sub.jp/

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