シュナの旅
『ウパニシャッド』の一つにある言葉「ああすばらしい、ああすばらしい、ああすばらしい、私は食べ物、私は食べ物、私は食べ物!私は食べ物を食べる者、私は食べ物を食べる者、食べ物を食べる者」
この間、宮崎駿の初期作品である『シュナの旅』を自宅で見つけ読んでみました。この本はなかなか知っている方が少ないのですが、僕は宮崎さんの考え方がよく出ているすばらしい作品だと思います。
人が自然から恵みをいただく一方、自然を破壊し、終いには人間同士で殺し合う。
現代の文明社会で繰り返されるそういった現状にこの作品は、人間が抱える苦悩の歴史を重ね描いています。
文の始めに紹介した『ウパニシャッド』も現在では考えられませんが自らが食すものである限り、自らが食されるものになりうることを書いています。
『シュナの旅』の中に出てくる神人とはもしかするとそういった世界の循環を意味するものなのかもしれないなと感じました。
そうするとその循環(掟)をやぶったシュナは現代人になるのでしょうか。シュナをどういう者と考えるかで大きくこの物語の意味は変わりますがこの物語が抱える問題に、今とても興味があります。
この間、宮崎駿の初期作品である『シュナの旅』を自宅で見つけ読んでみました。この本はなかなか知っている方が少ないのですが、僕は宮崎さんの考え方がよく出ているすばらしい作品だと思います。
人が自然から恵みをいただく一方、自然を破壊し、終いには人間同士で殺し合う。
現代の文明社会で繰り返されるそういった現状にこの作品は、人間が抱える苦悩の歴史を重ね描いています。
文の始めに紹介した『ウパニシャッド』も現在では考えられませんが自らが食すものである限り、自らが食されるものになりうることを書いています。
『シュナの旅』の中に出てくる神人とはもしかするとそういった世界の循環を意味するものなのかもしれないなと感じました。
そうするとその循環(掟)をやぶったシュナは現代人になるのでしょうか。シュナをどういう者と考えるかで大きくこの物語の意味は変わりますがこの物語が抱える問題に、今とても興味があります。
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