展覧会のお知らせ「Red Sun, White Sand」
「Red Sun, White Sand」

2020年1月11日(土)〜1月19日(日)
休廊日:14日(火)
会場:GALLERY ATOS(那覇)
〒901-0155 那覇市金城1-7-1
Tel/Fax:098-859-0158
時間:11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
オープニングレセプション:1月11日、17:00~
アーティスト:平川恒太、福田惠、古堅太郎
この度、ギャラリーアトスでは、平川恒太、福田惠、古堅太郎によるグループ展「Red Sun, White Sand」を開催いたします。本展のタイトル「Red Sun, White Sand」は映画「硫黄島からの手紙」(*1)の当初の英語タイトル「Red Sun, Black Sand」に由来します。この映画は、クリント・イーストウッド監督により2006年に硫黄島の戦いを日米双方から描いたプロジェクトによる日本側視点の作品です。「Red Sun」は日の丸を示し、「Black Sand」は硫黄島の浜辺の色を示しています。本展のタイトルでは、沖縄の美しい砂浜から「White Sand」とし、南国のリゾート地としての沖縄と硫黄島同様、上陸戦で激戦となった沖縄の歴史や日米両政府によって今も基地問題で平和と安全の名のもと負担を強いられる沖縄の姿を表しました。
今回、展示に参加するアーティスト、平川恒太、福田惠、古堅太郎はこれまでコミュニティーや歴史について作品を制作してきました。平川恒太の作品《折られた平和》は平和教育を受けてきた作者にとって平和や安全の名のもと基地や軍備を強める現在の姿を表します。福田惠の《クリンゴン式茶会用茶器》は、アメリカのSFテレビドラマ「スタートレック」に登場するクリンゴン人の儀式を引用し、思想や宗教、性別など異なる関係の中で相手を理解する難しさを表現します。古堅太郎の作品『Blueprint』は、丹下健三の「大東亜建設忠霊神域計画」と「平和記念公園」のデザインの類似性に注目し、戦前の翼賛体制と戦後の平和主義の関係について問いかけます。
映画「硫黄島からの手紙」で日米双方の視点から描かれたように多方の視点から物事を表現しようと試みる三人のアーティストによる展覧会を通し2020年の日の出と共に新たな年を考えます。
*1:最終的なタイトルは「Letters from Iwo Jima」となる。


2020年1月11日(土)〜1月19日(日)
休廊日:14日(火)
会場:GALLERY ATOS(那覇)
〒901-0155 那覇市金城1-7-1
Tel/Fax:098-859-0158
時間:11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
オープニングレセプション:1月11日、17:00~
アーティスト:平川恒太、福田惠、古堅太郎
この度、ギャラリーアトスでは、平川恒太、福田惠、古堅太郎によるグループ展「Red Sun, White Sand」を開催いたします。本展のタイトル「Red Sun, White Sand」は映画「硫黄島からの手紙」(*1)の当初の英語タイトル「Red Sun, Black Sand」に由来します。この映画は、クリント・イーストウッド監督により2006年に硫黄島の戦いを日米双方から描いたプロジェクトによる日本側視点の作品です。「Red Sun」は日の丸を示し、「Black Sand」は硫黄島の浜辺の色を示しています。本展のタイトルでは、沖縄の美しい砂浜から「White Sand」とし、南国のリゾート地としての沖縄と硫黄島同様、上陸戦で激戦となった沖縄の歴史や日米両政府によって今も基地問題で平和と安全の名のもと負担を強いられる沖縄の姿を表しました。
今回、展示に参加するアーティスト、平川恒太、福田惠、古堅太郎はこれまでコミュニティーや歴史について作品を制作してきました。平川恒太の作品《折られた平和》は平和教育を受けてきた作者にとって平和や安全の名のもと基地や軍備を強める現在の姿を表します。福田惠の《クリンゴン式茶会用茶器》は、アメリカのSFテレビドラマ「スタートレック」に登場するクリンゴン人の儀式を引用し、思想や宗教、性別など異なる関係の中で相手を理解する難しさを表現します。古堅太郎の作品『Blueprint』は、丹下健三の「大東亜建設忠霊神域計画」と「平和記念公園」のデザインの類似性に注目し、戦前の翼賛体制と戦後の平和主義の関係について問いかけます。
映画「硫黄島からの手紙」で日米双方の視点から描かれたように多方の視点から物事を表現しようと試みる三人のアーティストによる展覧会を通し2020年の日の出と共に新たな年を考えます。
*1:最終的なタイトルは「Letters from Iwo Jima」となる。

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悪のボルテージが上昇するか21世紀
悪のボルテージが上昇するか21世紀
会場:福沢一郎記念館
2018年10月18日(木)− 11月17日(土)の水・木・金・土曜日開館 12:00-17:00
観覧料 300円

平川恒太《ケイショウー悪のボルテージが上昇するか22世紀》2018年 アクリル、油彩、キャンバス197×333.3(cm)
■トークイベント
「福沢一郎とその作品から読み解くもの・受け継ぐもの」
語り:平川恒太(出展作家)
佐原しおり(群馬県立館林美術館 学芸員)
進行:伊藤佳之(福沢一郎記念館)
2018年10月20日(土)15:00-16:00
観覧料のみでご参加可能・定員40名
*お申込はFAX(03-3416-1166)またはメール(event@fukuzmuseum.com)にて
ー開催概要ー
昭和初期から平成へと至る65年の間、常に人間と社会への鋭いまなざしを持ち、
自由闊達に描き続けた画家福沢一郎(1898-1992)は、今年生誕120年を迎えま
した。彼の作品と言論は、近年多くの研究者によって見直されつつあります。
この巨人に、近年活躍めざましい若手アーティスト平川恒太が挑みます。平川は、
戦争画を黒一色で描くことで見えない歴史の痕跡をさぐるシリーズ「Trinitite」の
手法を応用し、福沢の晩年の大作《悪のボルテージが上昇するか21世紀》(1986
年)を黒一色、原寸大(197×333.3cm)で描きます。現代の我々が直面する困難
を20世紀末に予見したかのような問題作を、平川はどう解釈し、我々に提示する
のでしょうか。
また、平川は福沢が1965年にニューヨークで撮影した写真にも注目しました。ベ
トナム戦争前夜、公民権運動が盛り上がるアメリカの大都市で福沢がファインダー
越しに捉えた数々のシーンを、平川は「白と黒」で捉え直し、かの詩人・美術評論
家の瀧口修造の詩・評論集へのリスペクトを添えて「ニューヨーク・白と黒のダンソウ」
として作品化する構想を立てています。
2011年に多摩美術大学で「福沢一郎賞」を受賞した平川が、いま改めて福沢の作品
を読み解き、描き、福沢一郎のアトリエ内で展示します。

福沢一郎《失題(髑髏のある)》 1947年 油彩・キャンバス 32.5×37.5cm
■アクセス

福沢一郎記念館 〒157-0073 東京都世田谷区砧8-14-7 https://fukuzmm.wordpress.com
お問合せはWeb担当 伊藤まで postmaster@fukuzmuseum.com
会場:福沢一郎記念館
2018年10月18日(木)− 11月17日(土)の水・木・金・土曜日開館 12:00-17:00
観覧料 300円

平川恒太《ケイショウー悪のボルテージが上昇するか22世紀》2018年 アクリル、油彩、キャンバス197×333.3(cm)
■トークイベント
「福沢一郎とその作品から読み解くもの・受け継ぐもの」
語り:平川恒太(出展作家)
佐原しおり(群馬県立館林美術館 学芸員)
進行:伊藤佳之(福沢一郎記念館)
2018年10月20日(土)15:00-16:00
観覧料のみでご参加可能・定員40名
*お申込はFAX(03-3416-1166)またはメール(event@fukuzmuseum.com)にて
ー開催概要ー
昭和初期から平成へと至る65年の間、常に人間と社会への鋭いまなざしを持ち、
自由闊達に描き続けた画家福沢一郎(1898-1992)は、今年生誕120年を迎えま
した。彼の作品と言論は、近年多くの研究者によって見直されつつあります。
この巨人に、近年活躍めざましい若手アーティスト平川恒太が挑みます。平川は、
戦争画を黒一色で描くことで見えない歴史の痕跡をさぐるシリーズ「Trinitite」の
手法を応用し、福沢の晩年の大作《悪のボルテージが上昇するか21世紀》(1986
年)を黒一色、原寸大(197×333.3cm)で描きます。現代の我々が直面する困難
を20世紀末に予見したかのような問題作を、平川はどう解釈し、我々に提示する
のでしょうか。
また、平川は福沢が1965年にニューヨークで撮影した写真にも注目しました。ベ
トナム戦争前夜、公民権運動が盛り上がるアメリカの大都市で福沢がファインダー
越しに捉えた数々のシーンを、平川は「白と黒」で捉え直し、かの詩人・美術評論
家の瀧口修造の詩・評論集へのリスペクトを添えて「ニューヨーク・白と黒のダンソウ」
として作品化する構想を立てています。
2011年に多摩美術大学で「福沢一郎賞」を受賞した平川が、いま改めて福沢の作品
を読み解き、描き、福沢一郎のアトリエ内で展示します。

福沢一郎《失題(髑髏のある)》 1947年 油彩・キャンバス 32.5×37.5cm
■アクセス

福沢一郎記念館 〒157-0073 東京都世田谷区砧8-14-7 https://fukuzmm.wordpress.com
お問合せはWeb担当 伊藤まで postmaster@fukuzmuseum.com
画家のやきもの
画家のやきもの
尊敬する先輩画家さん達と陶芸展を開催中です。普段とは違う素材と関わり生まれた作品達を是非ご覧ください。
12日は出展作家全員集まりクロージングパーティーを行います。

会期:7月27日ー8月12日の週末(金)(土)(日)
時間12:00ー19:00
*その他の日程もオープンする場合がございます。松井えり菜ツイッターにてhttps://twitter.com/upaerinaご確認ください。
クロージングパーティー: 8月12日16:00〜
会場:Atelier(画家の松井えり菜の個人アトリエ兼多目的スペース)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋4-35-5 高野荘一階
最寄駅:西武池袋線 椎名町駅北口徒歩3分
参加アーティスト:原良介、平川恒太、松井えり菜
尊敬する先輩画家さん達と陶芸展を開催中です。普段とは違う素材と関わり生まれた作品達を是非ご覧ください。
12日は出展作家全員集まりクロージングパーティーを行います。

会期:7月27日ー8月12日の週末(金)(土)(日)
時間12:00ー19:00
*その他の日程もオープンする場合がございます。松井えり菜ツイッターにてhttps://twitter.com/upaerinaご確認ください。
クロージングパーティー: 8月12日16:00〜
会場:Atelier(画家の松井えり菜の個人アトリエ兼多目的スペース)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋4-35-5 高野荘一階
最寄駅:西武池袋線 椎名町駅北口徒歩3分
参加アーティスト:原良介、平川恒太、松井えり菜
「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」
展覧会名:「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」
会期:2018 年 7 月 20 日(金)ー7月 29 日(日)
AM 11:00〜PM 6:00 休廊日:月曜日
会場:ギャラリーアトス(沖縄)
https://www.galleryatos.com/
入場料:無料
協賛:ターナー色彩株式会社

(画像1)(参考作品)
何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座
この度、ギャラリーアトスでは埼玉県在住のアーティスト、平川恒太の個展「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」を開催いたします。
平川は、今年10月に森美術館で開催される「15周年記念展カタストロフと美術のちから展」に選ばれるなど、活躍する若手アーティストの1人です。平川は、これまで沖縄の民俗学や歴史に興味を持ち何度も沖縄を訪れてリサーチをしてきました。昨年の沖縄在住のアーティスト長田哲との2人展をきっかけに本展の開催に至りました。
平川は、「(記憶の)ケイショウ」をテーマにしており本展では、忘却されていく歴史や遺産などをモチーフに展覧会を構成いたします。本展と同タイトルがつけられた作品『何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座』(画像1)では、当時、日本が参戦した戦役・事変に関わった人物に日本国から贈られた従軍勲章を星座の形に吊り下げて制作されたモビールと、従軍勲章のオークション結果などを展示いたします。
『当時、従軍勲章を貰った方々の中には命を失った方や命を奪った方などがいらっしゃいます。戦後73年を迎える今年。インターネット上のオークションでは様々な理由はあると思いますが1円や300円という値段でそれらの勲章が取引されていることを知りました。僕が手に入れた勲章の中には遺族によって大切に撫でられていたのか彫り物が滑らかに減っているものなどもありました。しかしそれも500円で手に入れました。ある骨董屋さんではジャンク品の中から見つけました。誰かの人生と引き換えに送られたそれは戦後73年ですっかり物へと変化していました。僕はそれらが放つ残りわずかな光を繋ぎ彼等を彼等が生きた時代を描く星座を作ろうと考えました。』と平川は語ります。
また本展では、昨年1年半をかけて完成した108個の電波時計の上に福島第一原子力発電所事故の作業員の肖像を黒い絵の具のみを用いて描いた『Black color timer』(画像2)や昨年から制作している『森の茶会』シリーズ(画像3)、2014年に発表した『Archive and Memory』(画像4)の新作を発表します。過去の出来事、現在進行中の問題、理想の世界を描いたそれぞれのシリーズは、過去の光で現在を照らすことで未来を想像しようとする試みのようです。
是非、この機会にご高覧いただければ幸いです。

(画像2)
Black color timer/ 2016-2017 /Acrylic ,Glass primer and oil on Radio clock/ diameter 30cm ×108

(画像3)
森の茶会−夜咄/ 2017 /Acrylic and oil on canvas / 41×31.8(cm)

(画像4)(参考作品)
Archive and Memory – Great Tokyo Air Raid/ 2014 /Acrylic and oil on a clock/ 75×40 (cm)
会期:2018 年 7 月 20 日(金)ー7月 29 日(日)
AM 11:00〜PM 6:00 休廊日:月曜日
会場:ギャラリーアトス(沖縄)
https://www.galleryatos.com/
入場料:無料
協賛:ターナー色彩株式会社

(画像1)(参考作品)
何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座
この度、ギャラリーアトスでは埼玉県在住のアーティスト、平川恒太の個展「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」を開催いたします。
平川は、今年10月に森美術館で開催される「15周年記念展カタストロフと美術のちから展」に選ばれるなど、活躍する若手アーティストの1人です。平川は、これまで沖縄の民俗学や歴史に興味を持ち何度も沖縄を訪れてリサーチをしてきました。昨年の沖縄在住のアーティスト長田哲との2人展をきっかけに本展の開催に至りました。
平川は、「(記憶の)ケイショウ」をテーマにしており本展では、忘却されていく歴史や遺産などをモチーフに展覧会を構成いたします。本展と同タイトルがつけられた作品『何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座』(画像1)では、当時、日本が参戦した戦役・事変に関わった人物に日本国から贈られた従軍勲章を星座の形に吊り下げて制作されたモビールと、従軍勲章のオークション結果などを展示いたします。
『当時、従軍勲章を貰った方々の中には命を失った方や命を奪った方などがいらっしゃいます。戦後73年を迎える今年。インターネット上のオークションでは様々な理由はあると思いますが1円や300円という値段でそれらの勲章が取引されていることを知りました。僕が手に入れた勲章の中には遺族によって大切に撫でられていたのか彫り物が滑らかに減っているものなどもありました。しかしそれも500円で手に入れました。ある骨董屋さんではジャンク品の中から見つけました。誰かの人生と引き換えに送られたそれは戦後73年ですっかり物へと変化していました。僕はそれらが放つ残りわずかな光を繋ぎ彼等を彼等が生きた時代を描く星座を作ろうと考えました。』と平川は語ります。
また本展では、昨年1年半をかけて完成した108個の電波時計の上に福島第一原子力発電所事故の作業員の肖像を黒い絵の具のみを用いて描いた『Black color timer』(画像2)や昨年から制作している『森の茶会』シリーズ(画像3)、2014年に発表した『Archive and Memory』(画像4)の新作を発表します。過去の出来事、現在進行中の問題、理想の世界を描いたそれぞれのシリーズは、過去の光で現在を照らすことで未来を想像しようとする試みのようです。
是非、この機会にご高覧いただければ幸いです。

(画像2)
Black color timer/ 2016-2017 /Acrylic ,Glass primer and oil on Radio clock/ diameter 30cm ×108

(画像3)
森の茶会−夜咄/ 2017 /Acrylic and oil on canvas / 41×31.8(cm)

(画像4)(参考作品)
Archive and Memory – Great Tokyo Air Raid/ 2014 /Acrylic and oil on a clock/ 75×40 (cm)